貧困者が多いアフリカの実情

多くの国々が経済成長する中で、いまだに貧困に喘いでいる人々も沢山います。
その大半がアフリカ地域に集中しているといわれており、1日に1.9ドル以下で暮らす人々も少なくありません。
その日食べる物がなかったり、綺麗な水が飲めない生活を送っている人が大勢いるのです。
その打撃を受けやすいのは、弱い立場にある女性や子供達といわれています。
実際、栄養状態が悪いため命を落とす子供は後を絶ちません。

アフリカが貧困状態から抜け出せない理由

アフリカの子供の教育

裕福な人と貧しい人との差が大きい

では、アフリカが貧困状態から抜け出せない理由には何が考えられるのでしょうか。
天然資源は豊富になるので、上手に活用すれば豊かな国になれそうな気もします。
また、経済も成長しており、今後世界的に見ても巨大市場になることも考えられます。
経済成長が著しいアフリカですが、貧困者の数はむしろ増えているといいます。
つまり、裕福な人と貧しい人との差が大きく、社会は貧しさから抜け出せない構造になっていることが分かります。
貧困者のほとんどは農村部に集中していて、都市が発展する一方で農村部は取り残されてしまっています。
アフリカは元々、水資源が乏しい地域です。
水が足りないと農作物が十分に育たないので、飢餓に直結する問題となります。
また、近年の気候変動の影響もあり、乾燥地帯がますます広がっているというデータもあります。

水道や電気などインフラが整っていない

それから水道や電気など、インフラが整っていないことも原因の1つになっています。
水は農業だけではなく、工業などにも欠かせないものです。
水や電気が安定的に供給されればビジネスを発展させることができますが、不安定だと他国との競争に負けてしまいます。
諸外国に比べると輸出品が多くはないので、外貨を獲得することもできていません。
その結果、税収も上がらずに公共工事が行われないという悪循環に陥ります。
税収がなければ、インフラを整えることができないからです。
水道があれば綺麗な水が供給されるので、不衛生な水を飲む必要がなくなります。
不衛生な水は病気の原因にもなるので、抵抗力の弱い子供達が命を落としてしまうことも多いです。

子供達の教育の機会が失われている

また、子供達の教育の機会が失われていることも大きな問題となっています。
学校に通えない子供は沢山おり、教育を受ける機会に恵まれていないのです。
学校が不足していることもあって、家から遠すぎると通えないといったこともあります。
それに親に経済的な余裕がなく、小さいうちから労働させられていることも多いです。
教育を受けていないまま大人になれば、収入の低い単純労働の仕事しか得られなくなってしまいます。
親が教育を受けていないと、我が子にも教育を受けさせる意義を感じないこともあるでしょう。
それに加えて、児童婚といった問題もあります。
娘が生まれると、早く嫁がせてしまう親が多いのです。
娘を結婚させることで生活費を減らせますし、祝い金をもらえることもあります。
元々、男性優位の風潮が根強く、親が強制的に結婚させることも普通に行われています。
自分の意思とは関係なく、年の離れた男に嫁がされることもあります。

政治や経済においては汚職が多い

女性の人権を無視しているので大きな問題といえるでしょう。
また、早すぎる結婚をすることで早産や流産のリスクも高くなり、母体が危険にさらされることもあります。
そして、政治や経済においては汚職が多いことも問題になっています。
裕福な人々が富を独占し、自分達に有利に政治や経済を回しているのです。
多くの若者は高い収入を得られる仕事に就けず、貧しいまま年を取っていきます。

国際的な機関やNGO等が貧困問題に取り組んでいる

アフリカが貧しさから抜け出すには、様々な課題をクリアする必要があります。
日本ユニセフ協会など国際的な機関やNGO等が貧困問題に取り組んでいますが、全て解決できるまでには程遠いのが現状です。
新型コロナウイルスの広がりもあり、ますます経済が混乱して貧困が進むことも懸念されています。
それを改善する方法としては、水道などのインフラを整えることや教育の推進などが挙げられます。
水は貴重なライフラインなので、それが整うことで病気になるリスクを減らせます。
農業の生産性も上がるので、農村部の暮らしが改善するでしょう。
それから教育を子供に受けさせることで、より高い収入が得られる仕事に就けるようになります。
今まで行ってきた取り組みとしては、学校で給食を無料で提供するといったことです。
食べ物が得られるので親が子供を積極的に学校に通わせるようになり、教育を受けられる人が増えたりもしています。
それが今後の経済の発展にもつながるでしょう。

まとめ

ただし、長年培われてきた文化を変えるのは容易ではなく、男女平等といったジェンダー意識を植え付けるのはなかなか大変なことです。
それから女性を対象にしたビジネスの支援などを行っている機関もあります。
女性が収入を得る道を確保できれば、それで得たお金を子供など家族のために使います。
教育や健康に投資されることになるので、女性のビジネスをサポートする取り組みが注目されています。